スペインワインの本場で


 毎年6月29日、ワインの名産地として知られるラ・リオハ自治州のアーロ(Haro)では、この日はお互いに文字通りワインを”浴びる”日として祝われています。

アーロはビルバオから車で40分くらいのところにある小さな田舎町ですが、郊外のエブロ渓谷一帯には、個人経営の小さなものから大きな商業生産を行っているものまでワイナリーがあり、街の周辺にはブドウ畑が広がっています。

ラ・リオハ自治州は世界中で見つけることができる有名なスペインワインの産地で、アーロの郊外にはこの地域のブドウ園の40%があります。


このワインのお祭りの起源は、アーロが隣町のミランダ・デ・エブロとの境界線を公式に決めなければならなかった13世紀に始まります。これは毎年の9月の第1日曜日だけでなく、聖ペテロの日にも行わなければなりませんでした。さもなければ、アーロはミランダ・デ・エブロとの一部になるでしょう。 そして今から3世紀前にお互いの緊張がピークに達し、両町の人々はお互いにワインを投げ始めました。その日からこの伝統が始まり、「ワインの戦争」という名前が付けられました。


そしてこの街を一層ユニークにしているのは過去3世紀に渡って続く『ワイン・バトル』です。

お祭りの日の朝に参加者は紅白のネッカーチーフ(首に巻くスカーフ)を身につけ、サン・フェリセス教会(Ermita de San Felices de Bilbio)に集まります。


教会で聖ペテロの日を祝ってから、お祭りがスタートします。赤ワインが詰まったバケツ、ジョッキ、噴霧器、そして群衆全体に何千リットルものワインを投げたり、吹き付けたり、打ち上げたりするために使えるものはすべて許可されます。参加者たちは、お互いの肌に赤く染まっていない部分が無くなるまでワインを掛け合います。


数時間戦った後、正午頃にはお祭りの舞台がプラザ・デ・ラパスに移ります。そこではご馳走が振る舞われ、お祭りが続きます。夕方には町の闘牛場で闘牛が行われます。搭乗する牛も小さな雌牛なので、雄牛より危険性は低いです。


最近だと約9,000人くらいの地元の人びとと観光客がこのイベントに参加していて、13万リットルの赤ワインが使われたということです。


■インフォメーション

2020年開催時期:2020年6月29日

公式サイト(英語):http://www.batalladelvino.com/








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